慢性疲労の
改善メニュー

●慢性疲労の原因

慢性疲労の原因には、次のようなことが考えられます。

・睡眠不足

睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで、傷ついた組織の修復が促されています。
また、睡眠には、日中に働いていた脳を休ませる役割もあります。
忙しいあまり十分な睡眠が取れない状態が続くと、心身が休まらず、慢性疲労を感じる場合があります。

・運動不足

運動不足に陥ると、新陳代謝が低下し、血液やリンパ液の循環が悪くなります。
十分な酸素や栄養素を組織に届けることができず、老廃物もなかなか排出されません。
溜まった老廃物が神経や組織を刺激し続けることで、慢性的な疲労を感じることがあります。

・精神的なストレス

人間関係などのストレスで思い詰めると、自律神経が乱れ、交感神経が過剰に働きます。
交感神経が優位な状態が続くと、身体が常に緊張してしまい、慢性的な疲労感につながります。
また、慢性疲労が何か月も続く場合、「慢性疲労症候群」を発症している可能性があります。
一度、医療機関に相談しましょう。

●慢性疲労症候群になりやすい方の特徴

慢性疲労症候群は、働き盛りの世代に多く、男性よりも女性の割合が多いといわれています。
明らかな要因は分かっていませんが、

・完璧主義
・几帳面
・真面目
・正義感が強い

などといった性格に起因することもあります。

慢性疲労症候群は、6か月以上にわたって病的な全身疲労感に襲われ、休養や睡眠を取っても回復がみられない症状を指します。
主な症状は、生活に支障をきたすような強い疲労感です。
この疲労感は、貧血や糖尿病、がんなどの病気に由来しないものです。

それらの症状に加えて、次のような症状がみられる場合があります。

・微熱
・悪寒
・喉の痛み
・リンパ節の腫れ
・筋力の低下
・筋肉痛
・軽い運動後に続く24時間以上の倦怠感
・頭痛
・関節痛
・光過敏や物忘れ、思考力低下といった精神神経症状
・睡眠障害

症状が2つ以上ある場合、慢性疲労症候群の疑いが高いといわれています。

慢性的な疲労を改善するために、次のようなアプローチを行います。

●脳の代謝循環へのアプローチ

慢性的疲労の改善メニューでは、脳の代謝循環を促す施術を行います。
テクニックを駆使し、頭蓋骨の張りやゆがみを緩め、細胞膜の働きにもアプローチします。
頭の緊張がほぐれると、深く呼吸できるようになります。
深い呼吸は、酸素を多く体内に取り込みますので、全身に栄養が行き渡りやすくなり、疲労の解消につながります。

●内臓機能へのアプローチ

手技によって、内臓の張りを緩めていきます。
筋肉の緊張も落ち着きますので、リラックス作用のある副交感神経が優位になり、身体が休まりやすくなります。
ピンポイントで刺激を与えるポインターを使用することもあります。

●骨盤や背骨の調整

疲労が取れない原因が身体のどの部位にあるのか確認し、その部位の調整を行います。
特に骨盤や背骨のゆがみが影響していることもあります。
ゆがみの原因となっている硬くなった筋肉を緩め、疲労が溜まりにくい状態へと導きます。

慢性的疲労の改善メニューは、次のような効果が期待されます。

●睡眠障害の改善

副交感神経が優位になることで、夜寝つきやすくなります。
筋肉の緊張も緩和しますので、睡眠の質の向上も期待できます。

●頭のスッキリ感

脳の代謝循環が改善したり、身体の重だるさが取れたりすることで、頭が冴えたような感覚になります。
自律神経が整うことで抑うつ状態にも改善の兆しがみられます。

●やる気や集中力の持続

脳の代謝循環は、意思や気持ちにも影響を与えるといわれています。
代謝循環が不安定だと、脳が十分に働かなくなり、やる気が出ない・集中できない・すぐにイライラするといった精神的な問題に発展します。
施術によって代謝循環が安定すると、精神的な不調が改善され、やる気や集中力が持続できるようになります。

●体調の改善

身体のバランスが整うことで、ゆがみから生じていた不調が改善し、体調が安定します。
慢性的な疲労によって低下していた免疫力も次第に回復していきます。

●身体機能の回復

内臓の張りが緩まったことによって、内臓が本来の働きを取り戻し、身体機能が回復します。
また、内臓の張りは、おなかから背中にかけての痛みの原因となることもあります。
そのため、内臓の張りが解消されることで、おなかや背中のあたりが楽になる効果も期待できます。