手足のしびれでお悩みの方へ
手足のしびれは、さまざまな原因によって起こります。
ヘルニアや手根管症候群、足根管症候群といった病気や身体のゆがみ、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。
単なる身体の疲れだと軽くみることは危険です。
なかには、脳梗塞や脳腫瘍といった命にかかわる病気も潜んでいます。
原因によって、しびれの程度や症状は異なります。
ひどい場合は、ものを掴めなくなったり、歩けなくなったりすることもあります。
ここでは、手足のしびれの原因や対処法・予防法について詳しくご紹介します。
-
目次
こんなお悩みはありませんか?
- 手がしびれてお箸を握れない
- しびれがしっかり治るかと不安
- 膝のしびれが怖くて歩けない
- 足の裏の違和感が気になる
手足のしびれの症状と原因
手のしびれの特徴
●病気が原因の場合
・頚椎椎間板ヘルニア
頚椎の間でクッションの役割をしている椎間板が飛び出す病気です。
周囲の神経を圧迫することで、手にしびれが生じます。
細かな作業が苦手となり、箸が使いにくくなったり、ボタンがうまくかけられなくなったりします。
・頚椎症
椎間板間板の変性や靭帯の石灰化によって、脊髄が圧迫される病気です。
主に加齢が原因だと考えられています。
頚椎を後ろに反らせると痛みが悪化します。
・内科的な病気
糖尿病が進行すると、末梢神経が刺激され、手にしびれが現れることがあります。
目のかすみや疲労感、頻尿といった症状もともないます。
・胸郭出口症候群
腕や肩の運動や感覚に関係している神経や動脈が障害を受ける病気です。
神経や血管の通り道である胸郭出口が圧迫されたり狭まったりすることで起こります。
握力の低下や手の蒼白感、むくみといった症状も起こります。
・手根管症候群
手首にある神経の通り道が圧迫される病気です。
親指から薬指にかけてしびれが現れます。
手を振ったり、指を曲げ伸ばしすると症状が楽になるといわれています。
・脳腫瘍や脳梗塞
脳腫瘍や脳梗塞は、運動麻痺やしびれ、話しにくさ、意識障害などをもたらすことで知られています。
●病気以外が原因の場合
・筋肉の疲労
不良姿勢などによって筋肉に疲労が溜まると、筋肉が硬く張ってしまいます。
すると、血液が流れにくくなり、しびれを感じることがあります。
特に首や肩の筋肉はこりやすいため、肩と繋がっている腕や手にしびれがみられるようになります。
・ホルモンバランスの乱れ
「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌量が減ると、脳の視床下部に混乱が生じます。
すると、視床下部が指令を出す自律神経に影響が及びます。
自律神経が機能せず血の巡りが悪くなると、末端の手に十分な血液が行き渡らなくなり、しびれを感じるようになります。
足のしびれの特徴
●病気が原因の場合
・エコノミークラス症候群
身動きの取りにくい場所で同じ姿勢が続くと、足の血行が悪くなり、血栓ができる病気です。
しびれ以外にも、むくみがみられ、激しい胸の痛みに襲われることがあります。
・腰椎椎間板ヘルニア
腰椎にある椎間板が飛び出す病気です。
下肢に痛みやしびれをもたらします。
重いものを持つときに、痛みが強くなるといわれています。
・変形性股関節症
膝関節の軟骨がすり減ることで、痛みが現れる病気です。
骨が棘のような形になり、神経を刺激します。
しびれ以外にも、膝の痛みや腫れ、こわばりといった症状がみられます。
・内科的な病気
糖尿病が進行すると、末梢神経が刺激され、足先にしびれが現れることがあります。
感染症にかかりやすくなったり、ケガが回復しにくくなったりします。
チクチクと針で刺すような痛みが特徴です。
・脊柱管狭窄症
背骨にある神経の通り道が狭まる病気です。
歩いたり立ったりすることで、太ももから膝下に痛みやしびれが現れます。
これらの症状は、少し休むと楽になりますが、再び動くと現れます。
・足根管症候群
足根管という神経の通り道が狭まる病気です。
かかと以外の足裏がしびれて痛くなります。
足を地面につけると、異物が足裏についているような錯覚に陥ります。
また、多くの場合、足に冷えを感じるといわれています。
●病気以外が原因の場合
・骨盤や背骨のゆがみ
骨盤や背骨のゆがみによって、神経が圧迫されることで、下肢にしびれが現れます。
お尻の梨状筋の張りが影響していることもあります。
・足のゆがみ
O脚やX脚、外反母趾、扁平足といった足のゆがみによって、血行が悪くなったり、神経が刺激されたりすることがあります。
手足のしびれが起こった際の
注意点と対処法
●手のしびれ
・同一姿勢を避ける
同じ姿勢を取り続けると、血行が悪くなり、しびれが生じます。
長時間の同一姿勢は避け、適度に小休憩を挟むようにしましょう。
・正しい姿勢を心がける
頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアといった病気は、ストレートネックや猫背といった悪い姿勢によって悪化することがあります。
正しい姿勢を心がけ、首への負担を減らしましょう。
座っているときは、骨盤を立って、天井から糸で吊られているようなイメージを持ちましょう。
●足のしびれ
・食べ物に気をつける
味の濃い飲食物やアルコールを取りすぎると、身体がむくみ、しびれの原因となることがあります。
塩分やアルコールの取りすぎには気をつけましょう。
・適度な全身運動や体操を行う
筋肉を動かさないでいると、筋力が落ち、関節への負担が増加します。
すると、しびれも悪化してしまう可能性があります。
適度な全身運動や体操を取り入れ、身体を支えるために必要な筋力を維持しましょう。
手足のしびれを起こさないための
予防法と身体のケア方法
●手のしびれ
・湯船に浸かる
手のしびれは、肩や首の筋肉が影響していることもあります。
湯船にゆっくりと浸かり、筋肉のこりを解消しましょう。
血行も良くなり、血行不良によるしびれの予防にもつながります。
・ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込んでしまうと、自律神経が乱れ、しびれを感じることがあります。
現代社会はストレスが多く、ストレスをゼロにすることは困難です。
そのため、ストレスを受けた後に、趣味や運動の時間を取り、発散させることが大切です。
●足のしびれ
・体重を増やさない
体重が増加してしまうと、身体を支えるだけでも大きな負担がかかります。
足のしびれとなる変形性股関節症や腰椎椎間板ヘルニアを発症するリスクを高めます。
肥満気味の方は、適度な運動の習慣を身につけ、体重のコントロールを行いましょう。
・足の筋力を維持する
足の筋力が衰えてしまうと、関節にかかる負担が増え、しびれの原因となることがあります。
ストレッチや体操を行い、足の筋力を維持しておきましょう。
すでに症状がある方や普段運動不足の方は、アクアエクササイズなどの負担が少ない運動から始めてみましょう。
著者 Writer
- ゴトウ ノブタカ
後藤 伸隆 - 資格:柔道整復師
学歴:大東医学技術専門学校
その他:
とろ接骨院勤務
与野整形外科医院勤務
しば整骨院開院
さくら接骨院開院
パーフェクトクラニオロジー協会正会員
ワールドポインター骨格矯正協会員
施術案内
MENU
保険施術
骨盤矯正
産後骨盤矯正
猫背矯正
姿勢矯正
O脚矯正・
X脚矯正
自律神経調整
当院のご紹介
ABOUT US
さくら接骨院
- 住所
-
〒349-0212
埼玉県白岡市新白岡3-41
ルネ・グランガーデン 店舗1F
- 最寄駅
-
JR新白岡駅から徒歩12分
- 駐車場
-
駐車場あり(6台)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
08:00〜11:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | ✕ | ✕ |
15:00〜18:30 | ● | ● | ✕ | ● | ● | ✕ | ✕ | ✕ |
- お電話でのお問い合わせ
-
0480-93-7701