膝の痛みでお悩みの方へ
歩くたびに膝が痛むと、ちょっとした外出さえも億劫になってしまいます。
膝の痛みは、中高年だけのお悩みだと思われていますが、実は若年者にも少なくありません。
特にスポーツをしている方は、膝の組織を損傷するリスクが高い傾向にあります。
スポーツ以外では、関節リウマチや変形性膝関節症といった病気やO脚といった脚のゆがみが関係していることもあります。
ここでは、膝の痛みの症状や原因、対処法などについて詳しくご紹介します。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 膝が痛くて正座ができない
- 膝に水が溜まって腫れている
- 歩くたびに膝に激痛が走る
- 足をくじいて靭帯を痛めた
膝の症状と原因
膝の痛みの特徴
膝の痛みの特徴についてご紹介します。
●変形性膝関節症
初期は、身体を動かし始めたときに膝がこわばります。
症状が進行すると、正座や階段の上り下りなど、膝を曲げる動作時に痛みを感じるようになります。
さらに症状が進行すると、足に水がたまり、膝の変形も目立ち始めます。
骨同士が直接ぶつかるようになると、膝を動かすたびに軋むような嫌な音を感じるようになります。
●関節リウマチ
膝関節だけでなく、全身の関節で痛みや腫れがみられます。
左右の関節で同時に症状が現れることが特徴です。
関節の痛みだけでなく、微熱や食欲不振、倦怠感といった症状をともなうこともあります。
●半月板損傷
半月板を損傷すると、膝を曲げ伸ばししたときに痛み出し、引っかかり感を覚えることがあります。
症状が重い場合は、膝に水が溜まり、歩けないほどの痛みに襲われます。
「ロッキング」という膝関節が急に動かせなくなる症状も起こることがあります。
●靭帯損傷
靭帯損傷の痛みは、数週間で落ち着いていくといわれています。
しかし、損傷の程度や場所によっては、関節の不安定さが残り、歩きにくさを感じることがあります。
前十字靭帯を負傷した瞬間は、膝から「プチッ」と靭帯が切れる音を感じる場合もあります。
●脚のゆがみ
O脚の場合、膝の内側に体重がかかることになります。
そのため、内側の軟骨のすり減りが早く、膝の内側に痛みを感じる方が多いといわれています。
膝の痛みの原因
膝は歩くときに身体を支えています。
力を吸収するクッションの役割だけでなく、筋肉の力を伝達する役割も担っています。
膝の痛みに悩まされてるのは、中高年だけではありません。
原因は、病気やスポーツでのケガが関係していることがあります。
●病気やケガによる場合
・変形性膝関節症
膝関節でクッションの役割をしている軟骨がすり減る病気です。
加齢や筋肉量の低下が引き金となります。
膝関節が痛む原因は、軟骨の破片が骨膜を刺激するためです。
・関節リウマチ
関節内にある滑膜が異常に増殖する自己免疫系の病気です。
軟骨や骨が破壊され、関節が変形していきます。
膝だけでなく、全身の関節に症状がみられます。
・半月板損傷
半月板は、大腿骨と脛骨の間にある三日月のような形をしたやわらかい組織です。
内側と外側にそれぞれあります。
加齢やスポーツなどが原因となって、半月板を損傷します。
・靭帯損傷
膝には4つの靭帯があります。
内側側副靭帯と外側側副靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯です。
スポーツなどで強い力が加わると、靭帯が損傷します。
特に損傷しやすいのは、内側側副靭帯だといわれています。
●それ以外の場合
・ミスユース
膝を長らく動かさないでいると、筋力が低下し、少しの衝撃でも組織が傷つきやすくなります。
・脚のゆがみ
O脚やX脚など、脚のゆがみがみられる場合、膝関節の一部に負担が集中します。
そのため、負担が集中した組織が傷つき、痛みの原因となります。
膝の痛みが起こった際の
注意点と対処法
膝の痛みの原因である変形性膝関節症は、進行性の病気です。
歳だから仕方ないと放置すると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
そうなる前に、適切な対処を行いましょう。
●立ち方や歩き方に気をつける
普段の立ち方や歩き方に自信はありますか。
立っているときに、片方の足ばかりに体重をかけていると、軟骨のすり減りが早まり、痛みにつながります。
立っているときは、左右の足に均等に体重をかけましょう。
歩くときは、かかとから地面に着地し、足の付け根で地面を蹴り返すような気持ちで足を踏み出しましょう。
●適度な運動や体操をする
適度な運動や体操によって、膝関節を動かし、周囲の筋肉を刺激しておきましょう。
筋力が衰えてしまいますと、骨に負担がかかり、ますます痛みが悪化します。
膝の痛みが強い場合は、無理をする必要はありません。
調子がよいときに、水中ウォーキングやヨガなど負担の少ない運動を取り入れてみましょう。
●膝を冷やさないようにする
膝周辺が冷えてしまいますと、ふくらはぎの筋ポンプ作用が十分に働かず、血液が滞りやすくなります。
筋肉も硬くなるため、膝関節の負担も増えます。
慢性的に膝に痛みを感じている方は、膝を保温して冷やさないようにしましょう。
しかし、靭帯損傷などの急性の膝の痛みは、炎症がひどくなりますので受傷してしばらくは温めないほうが良いといわれています。
膝の痛みを起こさないための
予防法と身体のケア方法
●食生活を見直す
乱れた食生活は内臓に負担をかけます。
内臓の働きが悪くなると、身体の疲れも取れにくくなり、膝の痛みがいつまで経っても回復しません。
塩分や糖分の摂りすぎ、過剰なアルコールの摂取、早食い、深夜の食事など内臓に負担をかける食生活を見直すことが大切です。
日本人の身体に馴染んだ和食中心のメニューにしましょう。
●質の高い睡眠を心がける
傷ついた組織は、睡眠中に修復していきます。
寝不足や質の悪い睡眠が続いていると、組織が回復せず、痛みも残りやすくなります。
日本人は、他国に比べて睡眠時間が短い傾向にあります。
そのため、十分な睡眠時間が確保できない場合は、睡眠の質を高めることが大切です。
スマホやパソコンが発するブルーライトは脳を興奮させます。
寝る前は、スマホやパソコンから離れ、少し暗めの部屋でゆったりと過ごしましょう。
また、朝起きたら太陽光をしっかりと浴びることで、体内時計の働きによって夜に自然と眠気が感じられるといわれています。
●洋式の生活スタイルにする
膝を深く曲げた状態が続くと、大きな負担がかかります。
正座やあぐら、横座りといった座り方は避けるようにしましょう。
また、低い位置から立ち上がる動作のときも、膝に負担がかかります。
和式の生活は、和式トイレや布団など低い位置から立ち上がる動作が多いため、負担の少ない洋式の生活スタイルに切り替えましょう。
階段やお風呂、トイレなど、膝を曲げ伸ばしする動作が起こる場所には、手すりをつけておくと膝関節への負担を軽減できます。
さくら接骨院の
【膝の痛み】アプローチ方法
さくら接骨院では膝関節の痛みを改善するために、まず症状を作り出している原因について、急性と慢性の状態の経過について確認します。
●急性膝関節痛
急な外力が加わることで起きる靭帯損傷や半月板損傷など怪我が原因の痛み。
●慢性膝関節痛
膝に負担のかかる生活習慣の継続によって、関節周辺の組織の炎症による痛み。
膝関節は、もともと骨の形状がとても不安定にできているため、O脚やX脚など下肢機能軸(大腿骨頭中心と足関節中心を結んだ線)がとてもゆがみやすい特徴があります。
そのため、バランスを保つために靭帯や半月板などの軟部組織によって安定性を保ち、筋肉の働きで関節の動きをコントロールしています。
膝関節の痛みを改善するためには、症状を作り出している原因を的確に見つけることが大切になります。
関節やその周囲に何が起きているのかを、身体の状態確認やさまざまなテストによって、しっかり把握していきます。
急性膝関節痛の場合、関節を構成する組織やその周辺に損傷を受けていることが多く、程度によっては固定が必要となります。
また、安静を維持しても修復されないほど損傷が強い場合には、手術が必要になることもあります。
ほとんどの場合、保存的な施術によって回復しますが、骨格の調整を行い関節のバランスを整えることで回復の精度があがります。
骨格調整専用のポインターや手技によって脛骨大腿関節や大腿膝蓋関節の調整を行い、脳へ正しい骨格の位置情報を送ります。
関節のバランスが整うことで、1箇所に集中していた圧力を均一に分散させることができます。
また、靭帯や半月板にかかる負担を減らし正常な膝関節の動きを取り戻すことで痛みを解消することができます。
慢性膝関節痛では、膝に負担のかかる生活習慣の継続や、過去のケガが完治していない場合、その他、肥満、O脚、X脚、腰や骨盤のゆがみ、股関節の障害、外反母趾の方も膝にトラブルが起きやすい傾向があります。
膝の痛みは、なかなか治らないと思っている方が多いと思いますが、決してそんなことはありません。
多くの場合、対症療法(症状に対して行う施術)がメインとなってしまい、原因から改善する適切な施術を行っていないだけなのです。
いくつになっても身体には回復する力があります。
膝に負担のかからない身体の使い方や生活習慣などを取り入れて、自分の身体の状態を正しく理解することで、快適な身体を取り戻していきましょう。
著者 Writer
- ゴトウ ノブタカ
後藤 伸隆 - 資格:柔道整復師
学歴:大東医学技術専門学校
その他:
とろ接骨院勤務
与野整形外科医院勤務
しば整骨院開院
さくら接骨院開院
パーフェクトクラニオロジー協会正会員
ワールドポインター骨格矯正協会員
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